酸辣湯の作り方/レシピ

酸辣湯 : サンラータン
酢の酸味は加熱すると飛ぶので、一番最後に加える
料理名の通り、酸っぱくて辛いスープだ。酸(ソヮン)は酢の酸味だけど、辣(ラー)は唐辛子の辛さではなく、胡椒の辛さの事なんだ。
ハマるとやみつきになる系の味だな。
このスープの具に用い散られる食材は様々で、当レシピでも干貝柱、干椎茸、豆腐、春雨、豚肉、筍、玉子を使用しており、結構具沢山なスープである。
この料理名を「(酢辣湯)スーラータン」って言ってる奴がたまにいるが、正しくは「(酸辣湯)サンラータン」だからな!間違えるなよ(笑
それじゃあ詳しい作り方を続きで書くぞ。
酸辣湯 (ソヮンラータン)
材料
毛湯 500㏄
豚薄切り肉 24g (モモ又はロース肉)
絹漉豆腐 80g
干し椎茸(戻して) 24g(約1枚)
筍(水煮) 24g
緑豆春雨(乾燥) 7g
干し貝柱(乾燥) 4g
醤油 大匙2
紹興酒 小匙2
胡椒 小匙1/3
塩 少々(味を見て加減)
溶き卵 1/3個分
水溶き片栗粉 大匙2(水:片栗粉=2:1)
酢 小匙2.5
辣油・香菜 好みで適量
作り方
下準備
まず毛湯だがこれについてはリンク「毛湯の作り方」を参照してくれ。
材料の干貝柱は戻し汁も使うので、小さめの器に丁度かぶる位の水の量で戻すこと。
干椎茸もサッと洗って別の器に水を張って戻す。
どちらも戻すのに半日程度要する。蒸すと早く戻せるが、今回は割愛する。
次に材料の豚肉、筍、豆腐は2~3ミリ幅の細切りにする。長い場合は4~5センチ位に揃えろ。
戻した干し椎茸も細切りにするが、そのまま上から切るのではなく、まず斜めのそぎ切りにしてから細切りにすること。
筍は繊維にそって切れよ、繊維に垂直に切るとボロボロに崩れるぞ。
あと春雨だが、これも水で戻すといい。水なら戻しすぎるような事にはならないので、そのまま放置で良い。
30分位浸けたら多分戻っているので、4~5センチ位の長さに切り揃えておく。
干貝柱は戻ったらほぐす。戻し汁も使うので捨てるなよ。
下準備としてはこんなもんだな。
本調理
中華鍋に分量の毛湯とほぐした干貝柱を戻し汁ごと入れて火にかける。沸騰したらまず豚肉を入れてほぐし、火を通せ。
ここで紹興酒小匙2を振る。
続いて干椎茸、筍、豆腐、春雨を加えて煮立て、アクをとる。
分量の醤油を加えて味を確認し、物足りないようなら塩を適量加え、胡椒を躊躇なく加える。胡椒は小匙1/3だぞ!書き間違いじゃないぞ(笑
辛いのが苦手なら少なめでもいいぞ(笑
仕上げ
とろみ付けに入るが、自信がないヤツはとろみを付ける前に火を止めることをおすすめする。乱暴に扱うと豆腐が崩れるしな。
火を止めたら水溶き片栗粉を大匙2回し入れ、お玉の背で押すようにして混ぜろ。
再度火を入れ、再沸騰するまでゆっくりお玉の背で押して均一にとろみを付ける。ここをサボるとダマになったりするから気をつけろよ。
あとちゃんと沸騰させろよ。
とろみが付いたら玉子だ、よく溶いてな。
次は火を弱火にし、溶き玉子(1/3個分)を上から細い渦巻状に回しかけていく。
入れ終わったらまたお玉の背で数回押すように混ぜ、かき玉状にしていく。
玉子が固まったら火を止め、仕上げの酢を入れて再度混ぜて完成だ。
酢の酸味は加熱すると飛ぶから入れる前に必ず火を止めろよ。
写真は万能ねぎの小口切りをあしらっているが、好みで香菜(パクチー)や三つ葉でも良い。
辣油も必ず加えなければいけないものでもないので、好みでいいぞ。
この記事へのコメント
ふ゛り : 2016/01/16 (土) 17:09:45
最近ほとんど脳内クッキングで、仕上がりを想像してお腹を鳴らしています。
まさ : 2016/01/20 (水) 23:36:12
こないだ陳健一さんの愛弟子の店で家内が酸辣湯麺を食べましたが、ラーは所謂唐辛子のものでした。なるほどコショーの辛さなのですね。家内も学生時代中華料理屋でバイトをしていて、懐かしいなと思い食べたのでしたが想像と違う味で「???」な表情でした。しかし「食べてみないと感想を言えないから良いの!!」と言ってました。
いつも分かり易い解説有難うございます。
- : 2016/01/26 (火) 17:59:57
玲舫(れいほう) : 2016/01/28 (木) 15:36:29
こんにちは^^
いつもコメントありがとうございます。^^
こんにちは^^
アレンジされているんでしょうか?
最近は全くついて行けていませんが、流行りというものもありますしね・・・。
陳建一氏の愛弟子さんのお店ということでしたら結構いい値段するんでしょうね(笑
お久しぶりです!
又お会いできて?嬉しいです^^
あとお元気そうで何よりです^^
私が務めていた店は大阪です。
もうブログを開始する数年前に辞めていましたが。
由子 : 2016/02/07 (日) 05:42:36
酸辣湯がでましたか! マイ酸辣湯レシピと同じようなのが、勝手に光栄だな~と感じてますが、切り方が豆腐も細め棒切りなんですね。 食材は、切り方でも味、食感が違いますからね。 相変わらず、嬉しい学びでした。 早速やってみます。
玲舫(れいほう) : 2016/02/10 (水) 16:39:41
こんにちは^^
同じような分量でしたか?
良かったです^^
中華では材料の形や大きさを揃えるのは基本ですからね。
食感はもちろん見た目的にも美しくなります^^
とまと : 2016/03/13 (日) 21:10:24
今回も美味そうですね。ゴクリ!
玲舫(れいほう) : 2016/03/18 (金) 15:10:46
はじめまして。
色々参考にして頂き、ありがとうございます!
中華やるならやっぱり鍋とお玉は揃えたいですね^^
何より楽しむことが大事です^^
未経験の方なら鉄杓を鍋にカンカンと打ち鳴らすだけでも、きっと心躍る事だろうと思います^^