清湯抄手(スープワンタン)の作り方/レシピ

清湯抄手 : 澄みスープワンタン
素直にスープの味を楽しむ一品
中華の澄ましスープ、清湯(チンタン)にワンタンを浮かべた料理。お馴染みのスープワンタンだな。
ワンタンは豚肉のあんが一般的であるが、紹介している清湯が淡白なものであるため、ここでは鶏ひき肉の餡にしてみた。
清湯が手間だと言う人は毛湯でも全然構わないし、それさえ面倒ならば市販のスープの素をお湯で溶いたものでも構わない。
また、好みの野菜(青菜や白菜など)、春雨等を自由に加えてアレンジしてみるのもいいだろう。
この料理の詳しい作り方は続きでな。
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清湯抄手 (チンタンシャオショウ)
材料(3~4人前)
ワンタンの皮(市販品) 24枚
鶏もも挽肉 100g
溶き卵 大匙2
白葱(みじん) 大匙1.5
生姜(みじん) 小匙1
塩 少々
胡椒 少々
醤油 小匙1
紹興酒 小匙1
片栗粉 大匙1/2
清湯 800cc
塩 小匙1と1/3程度
鶏油 小匙1
分葱(又は万能葱)の小口切り 適量
作り方
下準備
ボウルに鶏もものミンチを入れて一方向にグルグルかき混ぜろ。
少し粘りが付いてきたところでねぎ、しょうがと材料欄の塩~紹興酒までを入れて再度しっかりとかき混ぜろ。
続いて溶き玉子を3~4回に分けて入れ、都度良く練り混ぜる。
最後に片栗粉を入れて、しっかり混ぜ合わせたらラップをかけて冷蔵庫に最低1時間は放り込んどけ。冷えてあんが固まった方が包みやすいからな。
あんが冷えたら包む作業に入るぞ。
(写真は以前紹介した紅油抄手のものなのであんは豚肉になっている)

市販の皮はちゃんと表裏を確認しろよ、サラサラしている方が表だ。普通は表面が上になるようにパッケージングされているはずだ。
皮を一枚手に乗せ、あんをすくって中心に乗せる。量は写真くらい、大体5gだ。

次に端に水を付け、三角に折る。別にぴっちり止めんでもいいぞ。

次に三角形の右端に水をつけ、三角形の左端をくっつける、わかるか?三角形の左右の端の部分が引っ付く訳だ。
包めたら片栗粉を振った台に並べていく。余り濡らさないように気をつけろよ、引っ付くから。
まあこんな感じで24個作れ。
仕上げ
鍋にたっぷりの水を張って沸かせ。
もう一つの鍋を用意し、こちらでは清湯を熱する。
沸いたら味を見ながら塩で調味し、火を止め、鶏油をたらす。
湯が沸いたらワンタンを入れていく。家庭の火力なら半分ずつ茹でるのがいいだろう。
茹で時間は概ね2分強。浮いてきてしばらくしたら引き上げてよい。浮いてきたところで差し水をし、再度沸騰したら上げる、でもいいな。
出来たらワンタンを引き上げしっかり湯を切って湯椀に人数分に分けて入れ、スープを適量注いで小口切りにした分葱を一つまみ入れたら完成だな。
この記事へのコメント
NK Brothers : 2009/11/26 (木) 23:22:19
突然のコメントで失礼します。
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ぴん : 2009/11/27 (金) 20:38:14
見た目はシンプルながら、「玲舫老師の技の集大成」みたいな神々しいオーラを放っていて、
すぐにコメントできませんでした。
こういうのが中華の献立に入っていると喜ばれるでしょうね。
これから鶏毛湯→鶏豚毛湯→清湯の順に挑戦してみて、
ワンタンはワンタンで練習して、
もし最終的にコレにたどり着いたらまた報告します。
いつになるやら...そのときはきっと、よくやった自分!と感動して泣いてるナー。
先日、宮保鶏丁、鮭チャーハン、中華奴をつくりました。
宮保鶏丁は、安さにつられて鶏肉を多めに買い込んでしまったので、
お手本より肉肉しいバランスの料理になってしまいましたが、
とても美味しくできました。ありがとうございます。
れいほう : 2009/11/29 (日) 00:21:25
こんばんは^^
いえいえ、そこまで大層なものではございません(笑
高級店に行くとこれより数段美味しいスープが出てきます。
でも家庭で一般の方が料理される事を考えた場合、この辺りが手ごろかなと思います。
それでも味はちゃんと手間をかけただけのものは出てきますのでご安心ください^^
スープ作りをこれから始められる場合は、感覚がつかめるまで鶏湯(鶏毛湯)がいいですね。
手軽ですし、失敗してもダメージ小さいです(笑
色々作っていただいてありがとうございます^^
オニ : 2009/12/03 (木) 01:40:31
いやーっ、やはり冬といえばワンタンですよネ~。
「夏の緑豆、冬のワンタン」というのを何かで聞きましたしね☆
スープは流石に全て揃えるのは難しかったので、鶏ガラに豚バラ、清湯にはワンタンの残りの鶏挽き肉という感じでしたが、それでも充分美味しく綺麗で、上品なスープが取れました♪ただ、これ以上踏み込んだらどんどん止まらなくなってしまうなーって感じました(笑)。本当、中華スープは奥が深いですね。あまり自分の許容範囲内を越えない程度にですが(笑)、益々スープの奥深さを知りたいと思いました☆
本当に、心も体も温まる、美味しい料理が出来ました、ありがとうございました!
プロの中華料理人が教える家庭的なヘルシーレシピ : 2009/12/04 (金) 00:23:45
相互リンクしていただき
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
・・・勉強しにまた遊びにきます^^
飯村悟
れいほう : 2009/12/04 (金) 23:32:06
こんばんは^^
いつも作っていただいてありがとうございます!
そうですねぇ~、高級店では毛湯の時点で違うのですが、材料自体が一般売りされていないものばかりなので、ハマると大変なことになります(笑
価格の安いものなので、ちょっと惜しいですね。
夏に緑豆を使うなら、冬は紅豆じゃないですか?^^
お粥ですが、緑豆は体を冷やし、小豆は冷えを取る。
さすが漢方の国ですね^^
こんばんは^^
ありがとうございます^^
こちらこそよろしく^^
OhLaLa裏平 : 2009/12/20 (日) 21:52:27
わたくし、やっと療養施設を退院いたしました。
また大哥のレシピ、東南アジアのお料理好きセレブ奥様方からもパない反響みたいです。
『本当に美味い中華なら、日本だ!』との、ある有名人の一言がありますが……日本に足向けて寝るな、言うときます(笑)。
“抄手”は、確か四川方言でしたかね。
北は“饂飩”、南方じゃ“雲呑”でした……か……ね??
潮州あたりは、白身魚とサツマイモ澱粉を叩いてこしらえる、魚肉皮のスープワンタンがありまして、名前が“餃(ギャオ)”て、笑いました!
れいほう : 2009/12/21 (月) 23:36:02
こんばんは^^
入院してらしたのですか?
日ごとに体に厳しい季節に入っていってますので、くれぐれもご自愛ください。
>“抄手”は、確か四川方言でしたかね。
>
>北は“饂飩”、南方じゃ“雲呑”でした……か……ね??
おっしゃるとおりです^^
>潮州あたりは、白身魚とサツマイモ澱粉を叩いてこしらえる、魚肉皮のスープワンタンがありまして、名前が“餃(ギャ>オ)”て、笑いました!
これはすばらしい!
食べてみたいです^^